ムラゴン ホーム
先の無い恋愛なんてしたくない
もう誰のことも信じない
あの時の言葉を思い出す
「赤ちゃん、二人で育てよう。家族になろう。あったかい家族。」
軽々しく言わないでほしかった。
あなたとわたしは見ている方向が違う。
もう、一緒にはなれない。
でもあなたはたまに電話をかけてきて
普通に接してくる。
復縁？
嫌。
女同士の恋愛まで嫌になった。
じゃぁ男と付き合って結婚すれば？
ってそんな簡単な答えじゃない。
もう一人でいいや。
先生は、まだ彼女と続いてるんだと思う。
もう一人でいいや、って思うしかない。
先生と海に行くことになった。
水着、着るんだったら
ダイエットしとくんだった！
先生が恋人繋ぎをしてきた。
ぶっちゃけ、ドキドキした。
わたし「先生、恋人繋ぎしてますよ⁈やめてくださいよ。」
先生「恋人繋ぎってなに⁈」
って少年みたいな顔で聞いてきた。
知ってるくせに。
…嬉しかった。
楽しかった。
海でもイチャイチャしまくった。
一体どこへ向かっているんだよ…
セフレには未来なんてない。
そしてわたしはレズビアン。
レズビアン な の か …？
わたし「とりあえず、別れて、友達になってみたい。」
彼氏「え？！なんで？」
わたし「だって、まだ知り合って間もないのに、キスとかそれ以上はしたくない。」
先生とは付き合ってもないのに
抱かれたくせに。
そしたら、意外にも
「僕もそう思ってたんだ。友達からやり直そうよ。」
いい人…
こんなにいい人を傷つけてきたんだ。
罪悪感が一気に押し寄せた。