ねこ、旅に出る

普通ってなぁに?

最低。

わかってる。


今から書くことは、最低。


先生は相変わらず遠距離の彼女と、別れる、別れないの繰り返しをしていた。


電話をかけた。


わたし「わたしと付き合ってください。」


先生「…え!?」「…うそ…まじ?」


わたし「うん。もしNOなら二度と会わないことを約束する。もう、やめょ。先生の答えはわかってるから。」


先生「本当に付き合おうって言ってるの?この関係を終わらせたいか…どっち?」


わたし「両方。」


先生「…わかった…ありがとう。色々考えてくれて、本当にごめんね…ありがとう…」


わたしは、先生のありがとうが辛かった。

なぜなら答えがわかっていたから。


自爆…自ら爆弾を持って、先生の目の前で爆発。


さようなら、先生…。


本当に大好きだったよ。


大好きだょ。





…次の日先生から電話がきた。


先生「彼女と別れた。」


わたし「…!?……え??」

変わらない日々。

繰り返し繰り返し


会いたいよ

もう会わない


もう帰って

帰る


何度この繰り返しをしたんだろうか。


いつまでこの繰り返しをするつもりなんだろうか。


わたしにも先生にもわからない。


話し合いをした。


先生は彼女と別れるといった。


「やっぱり彼女より好きだから。

俺とずっといてほしい。」


先生のことが大好きなのに


すぐに「わかった」


って言えなかった。


彼女のことが気になる。


彼女が泣いている姿を思い出した。


先生が彼女のことをやめてわたしと付き合うのも違う気がした。


じゃぁ、わたしは一体何がしたいんだろう?

苦しい。

そう。

いつからか

先生がわたしを好きよりも

わたしが先生を好きな方が上回り始めた。


あれからほぼ毎日会って

ほぼ毎日愛を確かめた。


好きだよってほぼ毎日言い合った。


「幸せすぎて怖いょ。」


わたしは先生にのめり込んでいった。


先も見えない

ゴールも見えず


スタートさえなかった


ただ、今、目の前にいるあなただけ


それだけしか見えていない。


先生に会えば会うほど


寂しい


こんな恋愛、早くやめたい。

早く…


もう嫌なんだ。