ねこ、旅に出る

普通ってなぁに?

修羅場到来。

ヨガスタジオを出て、

夕飯食べに出た。


わたしは

先生のTシャツを握ったり

たまに先生を後ろからギュッてしたり


してたら…


「だれ、この子。」


えっ…?


一瞬にして固まった。わたしたち。


先生の彼女って瞬時にしてわかった。


いきなり路地裏から出てきた。


「だれ?って聞いてんの。全然ラインも返信無いし、電話も出たり出なかったりだから、やっぱり、ね。」


握っていた先生のTシャツを、パッと離した。


「あんた、付き合ってる人いたの知ってたの?何歳?若そ。」


童顔なんです…わたしは知ってる、あなたとタメよ…どうでもいい情報か…


とか頭ん中は結構冷静だった。


こんなことが起きると思ってた。


わたしなら、そう、あなたが今してることをするから。


わたし「ごめんなさい。もう会いません。本当にすみませんでした。わたしが全部悪いので、先生は全然悪くないです。わたしが誘いました。もうもちろん二度と会うつもりないので、安心してください。」



とにかく、謝るしか自分にはできない。


本当に悪いことした…


先生「いや、それは俺が無理だから。」


は…????


先生「もう会えないのは俺が無理。」


え…????


修羅場はどうやら続くようだ…。


とりあえずこの場を乗り越えようとかないんやな。


どうするつもりやねん。


心の中で突っ込まずにはいられなかった。