ねこ、旅に出る

普通ってなぁに?

修羅場継続。

先生の彼女「は??あんた、何言ってんの?私と別れるの?じゃぁどうして…どうして…」


先生の彼女はその場で泣き崩れた


…わたしはレズビアン。


女の子の味方。


いつだってそうだった。


…でも先生が好き。


先生がわたしに振り向いて


「ごめんね。二人で話するね。終わったら、電話するね。」


と、言った。


先生は

泣いてる彼女を支えた。


わたしと目が合った


先生は

情けなく、笑って


ごめん


って口パクした。


わたしはなんて言っていいのかわからなかった。


奪略したいわけじゃない。


ただただ、先生のことが好きなの…


わたしは後ろに向かって歩いた。


涙が止まらなかった。


もしかしたら今日で

もう先生に会えないのかもしれない。


…当たり前か。


会わない方がいい。


そんなのわかってる。

ずっと思ってきたこと。


どうしてこんなに惹かれるんだろう。


早く

先生からの電話に出られるように


スマホを握りしめた。